豊沢(読み)ホウタク

デジタル大辞泉 「豊沢」の意味・読み・例文・類語

ほう‐たく【豊沢】

[名・形動]ゆたかなめぐみ。ゆたかにうるおっていること。また、そのさま。
沃野の―なるは」〈織田訳・花柳春話

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精選版 日本国語大辞典 「豊沢」の意味・読み・例文・類語

ほう‐たく【豊沢】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( 形動 ) ゆたかにうるおうこと。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「沃野の豊沢(ハウタク)なるは」(出典:花柳春話(1878‐79)〈織田純一郎訳〉附録一〇)
  3. ゆたかなうるおい。また、ゆたかなめぐみ。
    1. [初出の実例]「Hōtaku(ホウタク) タミニ クダル」(出典:改正増補和英語林集成(1886))
    2. [その他の文献]〔王粲‐公讌詩〕

とよざわとよざは【豊沢】

  1. 義太夫節三味線方の姓の一つ

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「豊沢」の意味・わかりやすい解説

豊沢
とよざわ

義太夫節三味線弾きの姓。3世竹沢弥七が文化8 (1811) 年豊沢広助 (ひろすけ) と名のったのに始り,3世の門から2世団平,5世広助が出,幕末から明治にかけて豊沢姓が圧倒した。この派は派手な芸風で知られる。なお正式には,姓の字を澤・沢などと書き分け,「本ザワ」「仮名ザワ」と呼ぶ。澤が上位で,沢が最下位,見習いは「さわ」と書く。

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普及版 字通 「豊沢」の読み・字形・画数・意味

【豊沢】ほうたく

ゆたか。

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