豎子をして名を成さしむ(読み)じゅしをしてなをなさしむ

精選版 日本国語大辞典 「豎子をして名を成さしむ」の意味・読み・例文・類語

じゅし【豎子】 を して名(な)を成(な)さしむ

  1. ( 「史記孫子伝」の「龐涓自知智窮兵敗、乃自剄。曰遂為豎子之名」による。魏(ぎ)の軍師龐涓(ほうけん)が斉の軍師孫臏(そんぴん)(=孫子)に敗れて自殺する時に言ったことば ) ばかにしていたものに、てがらをたてさせる。戦争に負けて敵に功名をなさしめる。つまらない相手に負けたことを悔やむことにいう。
    1. [初出の実例]「ははは、時に英雄なく、竪子(ジュシ)をして名を成さしむ歟」(出典黒潮(1902‐05)〈徳富蘆花〉一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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