豚児(読み)トンジ

デジタル大辞泉 「豚児」の意味・読み・例文・類語

とん‐じ【豚児】

豚の子。
自分子供をへりくだっていう語。豚犬
[類語]愚息

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精選版 日本国語大辞典 「豚児」の意味・読み・例文・類語

とん‐じ【豚児】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ブタの子。
    1. [初出の実例]「人にして豚児(トンジ)に等しとは愧(は)づ可きに非ずや」(出典福翁百話(1897)〈福沢諭吉〉二七)
  3. 自分の息子を謙遜していう語。豚犬。
    1. [初出の実例]「御詩会いかが。宿題御定め候はば一月一次づつにて豚児へ御談じ御極め可被成候」(出典:山内尚助宛大田南畝書簡‐享和元年(1801)四月一九日)
  4. 他人の子のことをあなどり、卑しめていう語。〔通俗編‐倫常、豚児犬子〕

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普及版 字通 「豚児」の読み・字形・画数・意味

【豚児】とんじ

愚息。

字通「豚」の項目を見る

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