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豚肉 【ぶたにく】

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食の医学館の解説

ぶたにく【豚肉】
 
《栄養と働き》
 豚肉は、日本人がいちばんよく食べている肉類で、その消費量は牛肉の約3倍になります。
 中華料理でも、もっとも重要な食材として多用されていますが、逆にイスラム教ユダヤ教では食べるのを禁じていることは、ご存じのとおりです。
 日本で豚肉が一般に広まった時期は牛肉よりもあとで、とんかつが現れたのは明治30年代のことです。
ビタミンB1の含有量は、全食品中でもトップクラス
○栄養成分としての働き
 豚肉に含まれる栄養素のなかで注目したいのは、なんといっても豊富なビタミンB1です。部位によってちがいはありますが、その含有量は牛肉や鶏肉の5~10倍近く。食品全体のなかでもトップクラスの数字で、豚肉を100~150g程度食べれば、1日のビタミンB1の所要量を摂取できる計算になります。
 ビタミンB1は、別名「疲労回復のビタミン」ともいわれ、糖質をエネルギーにかえるとき不可欠な栄養素です。また、中枢神経末梢神経(まっしょうしんけい)の正常な働きを保つのにも、重要な役割をはたしています。
 これが不足すると、体力気力が低下して慢性的な疲労感や眠気を感じたり、情緒不安定をまねくほか、食欲が落ちたり、手足にしびれが生じることもあります。最悪の場合、ビタミンB1欠乏症のかっけになってしまいます。
 そこで、疲れや倦怠感(けんたいかん)を強く感じたとき、夏バテで食欲の落ちたとき、イライラしたり集中力が低下しているときをはじめ、はげしい運動や肉体労働に従事している人、日ごろからストレスの多い環境にいる人なども、豚肉を積極的に食べるのがおすすめです。
 それから、アルコールが分解されるときにも、ビタミンB1が多く必要とされますから、お酒の好きな人も意識的に豚肉を献立に取り入れましょう。
 このほかにも豚肉は、ビタミンB2ナイアシンビタミンEなどを豊富に含んでいます。
 もちろん、ほかの食肉同様、良質のたんぱく質源でもあり、これらの栄養素が総合的に働くことで身体各部を形成強化し、貧血老化肌荒れ、血栓症(けっせんしょう)防止などに効果発揮します。
〈豚の脂肪は牛肉より少なく、コレステロール値も低い〉
 豚肉というと、脂(あぶら)っこくコレステロールが多いなどのイメージをもたれがちです。
 しかし、実際にはもも肉をくらべた場合、脂身(あぶらみ)付きのものでも脂質は10.2gで、鶏もも肉(皮付き)の場合は14.0gなので、豚肉のほうがずっと脂肪分が少ないのです。
《調理のポイント
 現在、店頭にならぶ豚肉の大半は、大型種といわれるランドレースや大ヨークシャーなどの肉。鹿児島産の銘柄豚として人気の高い黒豚はバークシャーという種類で、成育期間が長いため生産量が少なく価格割高ですが、肉質のよさが売り物です。
 肉を買うときは、赤身が光沢のある灰色がかった淡いピンク色、脂身はきれいな白色で、さわると弾力のあるものを選びましょう。
 調理の際には、豊富なビタミンB1を損なわないようにすることがいちばんのポイント。
 ビタミンB1はアリシンという物質といっしょに摂取すると、体内への吸収率が高まるという性質をもっています。アリシンはニンニクやネギ、タマネギ、ニラなどの野菜に多く含まれていますから、料理の際はこれらと組み合わせるのが、豚肉の効用を生かすコツです。
注意すべきこと
 豚肉は牛肉にくらべて寄生虫がつきやすいので、かならず中まで火をとおしてから食べるようにしましょう。また、いたむのも早いので、買ってきたらできるだけ早く食べるようにすることもたいせつです。


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世界大百科事典 第2版の解説

ぶたにく【豚肉 pork 

ブタはウシと同じころ,定着農業の発展とともに家畜化された。ヨーロッパでは前2500年ころの新石器時代にブタは飼われており,古代ギリシア人はこれを肥育して盛んに食べていた。古代ゲルマン人ローマ人は,ことに豚肉の愛好者であった。ブタの祖先種であるイノシシ温帯地方生物で,旧大陸の同地帯に広く生息していたため各地独立に家畜化された。中国では野猪やちよ)より家畜化され,最古食用獣である。日本でも縄文時代以後イノシシは盛んに食べられていたが,野猪がいつ家畜化されたかについては異論があってはっきりしない。


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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

豚肉
ぶたにく
pork

食肉に用いられる豚の肉。豚はほかの家畜に比べ,肥大能力が大きく,皮下および内臓周囲筋肉中に多量の脂肪を蓄積し,しかも赤肉量は全体の 40%前後脂肪組織も 20%前後と平均して高く,食用肉として非常にすぐれている。

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百科事典マイペディアの解説

豚肉 【ぶたにく】

ポークとも。中国料理では多用されるが,イスラム圏では食用にしない。日本ではヨークシャー種のブタの肉が多い。バークシャー種(黒豚)は肉がしまり味がよい。粗悪飼料で育てたものは脂肪が軟化し水豚と称される。
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大辞林 第三版の解説

ぶたにく【豚肉】
 
(食用にする)豚の肉。


とんにく【豚肉】
 
ぶた肉。


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デジタル大辞泉の解説

ぶた‐にく 【豚肉】
 
食用にする豚の肉。とんにく。

とん‐にく 【豚肉】
 
豚の肉。ぶたにく。

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世界大百科事典内の豚肉の言及

【肉食】より
…このような家畜の徹底的収奪は他の地域にはあまりみられない。中国では牛は耕作用として盛んに利用されてきたが,伝統的な中国料理は豚肉が中心で,原則として牛肉は登場しない。牛は人間のために働いてくれたので,食肉にするにはしのびないとする。…
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