象皮(読み)ぞうひ

精選版 日本国語大辞典 「象皮」の意味・読み・例文・類語

ぞう‐ひザウ‥【象皮】

  1. 〘 名詞 〙 象のかわ。色黒く、厚さ約六センチメートルばかりでしわが大きくあらい。かたくて強くしかも柔軟性があるので鎧(よろい)、兜(かぶと)その他広く珍重された。
    1. [初出の実例]「象皮(ザウヒ)高帽子に、金の異鳥をうちすへたる位冠をいただき」(出典:西洋道中膝栗毛(1870‐76)〈仮名垣魯文〉六)
    2. [その他の文献]〔桂海虞衡志‐志器〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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