象頭山(読み)ゾウズサン

デジタル大辞泉 「象頭山」の意味・読み・例文・類語

ぞうず‐さん〔ザウヅ‐〕【象頭山】

香川県西部にある琴平山ことひらやま異称。形が象の頭に似ているところからいう。標高521メートル。

ぞうず‐せん〔ザウヅ‐〕【象頭山】

インド中部の伽耶がや城西方の山。象の頭に似ているといわれる。釈迦しゃかが修行し、また説法したという所。伽耶山。

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精選版 日本国語大辞典 「象頭山」の意味・読み・例文・類語

ぞうず‐さん ザウヅ‥【象頭山】

[一] (金刀比羅(ことひら)宮を目とし、南側愛宕山を鼻として象の頭に見立てられるところから) 香川県西部、琴平町にある琴平山別称
[二] 江戸時代金刀比羅宮が、神仏習合のため、金毘羅大権現松尾寺と称したころの山号

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百科事典マイペディア 「象頭山」の意味・わかりやすい解説

象頭山【ぞうずさん】

琴平山,金比羅(こんぴら)山とも。香川県西部の大麻(おおさ)山(616m)の南東部分(名勝天然記念物)。標高521m。中腹金刀比羅(ことひら)宮がある。遠望すると象の頭のように見えるための山名と伝え(讃岐国名勝図会),与謝蕪村は〈象の眼の笑ひかけたり山桜〉の句を残している。マツサクラツツジや,大センダン(天然記念物)など各種の暖帯植物におおわれ,讃岐(さぬき)平野飯野山展望もすぐれる。
→関連項目香川[県]琴平[町]

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「象頭山」の意味・わかりやすい解説

象頭山
ぞうずさん

香川県西部にある琴平山(ことひらやま)の別称。山容が象の寝ている姿に似ていることからつけられた。国指定名勝・天然記念物。

[編集部]

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改訂新版 世界大百科事典 「象頭山」の意味・わかりやすい解説

象頭山 (ぞうずさん)

大麻山(おおさやま)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「象頭山」の意味・わかりやすい解説

象頭山
ぞうずさん

琴平山」のページをご覧ください。

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世界大百科事典(旧版)内の象頭山の言及

【大麻山】より

…標高616m。南東部を象頭山(ぞうずさん)とよび,金刀比羅(ことひら)宮の神域で,暖帯自然林でおおわれ,名勝,天然記念物に指定されている。ふもとには1368段の長い石段の参詣道と,それに沿って数百軒の旅館,飲食店,みやげ物店が並ぶ門前町琴平が発達している。…

※「象頭山」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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