象魏（読み）しょうぎ

精選版 日本国語大辞典

しょう‐ぎ シャウ‥【象魏】

〘名〙 (「象」は法、「魏」は高い意。昔、教令・法律を高い城門に掲げたところから)

① 宮城の門。また、高い門。

※新撰朗詠（１２Ｃ前）上「春の夜明けなむと欲(す) 牛漢の西に転するを望む 夏の日朔を告く 象魏を指いて轅を北にす〈大江以言〉」 〔周礼‐天官・大宰〕

② 教令。法律。

※異人恐怖伝（1850）下「象魏を高く遠く人目の及ざる所に懸て」

③ 高札。〔漢語便覧（1871）〕

出典　精選版 日本国語大辞典

普及版 字通

【象魏】しよう（しやう）ぎ

象は法、魏は城闕の門。法を城門に示した。〔周礼、天官、大宰〕正の吉、～乃ち治象の（法）を象魏に縣(か)け、民をして治象をしむ。

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出典　平凡社「普及版 字通」