負うた子より抱いた子(読み)オウタコヨリダイタコ

デジタル大辞泉 「負うた子より抱いた子」の意味・読み・例文・類語

うたよりいた

離れている者よりも、身近な者をまず大切にするのが人情の常であるということのたとえ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ことわざを知る辞典 「負うた子より抱いた子」の解説

負うた子より抱いた子

親の関心が背負った子よりも抱いている子にまず向くように、離れている者よりも身近な者、他人よりも血縁の者を大切に思うのが人情である。

[使用例] 不人情を言うではないが負うた子より抱いただ。死んだ姉よりも生存いきている親族みより塚原渋柿園*侠足袋|1902]

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