財宝(読み)ザイホウ

デジタル大辞泉 「財宝」の意味・読み・例文・類語

ざい‐ほう【財宝】

財産宝物。財産となる価値の高い物品。宝物。「金銀財宝
[類語]宝物財物財貨家宝至宝秘宝国宝

さいほう【財宝】

《「ざいほう」とも》狂言和泉いずみでは「才宝」。成人した三人の孫が、祖父の財宝の所に名を付けてもらいに行き、それぞれ面白い名をもらい、めでたく舞いはやす。

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精選版 日本国語大辞典 「財宝」の意味・読み・例文・類語

ざい‐ほう【財宝】

  1. 〘 名詞 〙 財産と宝物。ふつう、金・銀・珠玉什器などをさしていう。
    1. [初出の実例]「鸚鵡、此を見恠むで人して此の所を深く堀て見ば、多の財宝を埋み置けり」(出典:今昔物語集(1120頃か)三)
    2. [その他の文献]〔後漢書‐橋玄伝〕

さいほう【財宝・才宝】

  1. 狂言。各流。成人した三人の孫に祖父がそれぞれ面白い名前をつけ、酒宴の後、囃子物(はやしもの)にして名を呼び合う。ざいほう。鷺流では「塞翁(さいおう)」という。

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普及版 字通 「財宝」の読み・字形・画数・意味

【財宝】ざいほう(はう)

財貨。〔後漢書、橋玄伝〕玄の少子十、~(卒)之れを劫執し、~玄に就きて求む。玄與へず。~玄乃ち闕(けつ)に詣(いた)りて罪を謝す。~そ劫質する(人質をとり、おどす)らば、皆(あは)せて之れをさん。財寶を以て贖(あがな)ひ、姦路を開張するを得ざれと。

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