財政再建(読み)ザイセイサイケン

デジタル大辞泉 「財政再建」の意味・読み・例文・類語

ざいせい‐さいけん【財政再建】

国や地方自治体財政において、債務を返済し、収支バランスを取って、赤字財政を健全な状態に戻すこと。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「財政再建」の意味・わかりやすい解説

財政再建
ざいせいさいけん

1970年代において,累増する赤字国債への依存体質からの脱却目標とした財政運営。 75 (昭和 50) 年度に赤字国債の発行を行なって以来国債依存度上昇を続け,79年度には 39.6%にも達した。この結果財政健全化を図ることが急務とされ,79年度より 84年度において赤字国債への依存体質から脱却することを目標に,財政再建へ向かって歳出削減への努力が行なわれることとなった。しかし,その後も財政は悪化したことから,財政再建を一歩進めた財政改革が推進されることとなった。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android