精選版 日本国語大辞典 「貢・調・御調」の意味・読み・例文・類語
み‐つぎ【貢・調・御調】
[1] 〘名〙 (古くは「みつき」。「み」は接頭語)
① 神に供えたもの。神々にたてまつるために貢献されたもの。
② 天皇に貢献されたもの、貢献するもの。また、ひろく貢賦一般をいう。
※書紀(720)仁徳六七年是歳(前田本訓)「天皇、〈略〉賦(ミツキ)を軽くし、斂(をさめもの)を薄くして」
③ 令制で、租・庸・調などの賦課のうちの調のこと。成人男子に課せられる人頭税で、その土地の産出物を納めるもの。布・施(あしぎぬ)などのほか、特産の海産物などがある。
※書紀(720)仁徳一一年是歳(前田本訓)「新羅人、朝貢(ミツキたてまつ)る」
⑤ (━する) 献上すること。
⑥ ⇒みつぎ(見継)②
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