貢賦(読み)こうふ

精選版 日本国語大辞典 「貢賦」の意味・読み・例文・類語

こう‐ふ【貢賦】

〘名〙 (「貢」は下のものが上にみつぐこと、「賦」は上のものが下からとりたてること) みつぎものと税金貢物賦税
※田中忠三郎氏所蔵文集‐永承五年(1050)七月二一日・太政官符案「在限貢賦誰以勤行乎」
東潜夫論(1844)諸侯「大抵貢賦の半を以て国用に供し」

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普及版 字通 「貢賦」の読み・字形・画数・意味

【貢賦】こうふ

みつぎものと賦税。〔国語、魯語下〕季武子、三軍を作らんとす。叔孫穆子(ぼくし)曰く、不可なり。~今我は小侯なり。大國に處(を)り、貢賦を繕(をさ)めて以て從に共(供)するも、ほ討たるるらんことを懼(おそ)る。~以て大國を怒らしめば、乃ち不可なるを無(なか)らんかと。

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