貧の盗みに恋の歌(読み)ヒンノヌスミニコイノウタ

デジタル大辞泉 「貧の盗みに恋の歌」の意味・読み・例文・類語

ひんぬすみにこいうた

貧しければ人の物を盗むようになり、恋をすれば歌を詠むようになる。必要に迫られればどんなことでもすることのたとえ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「貧の盗みに恋の歌」の意味・読み・例文・類語

ひん【貧】 の 盗(ぬす)みに恋(こい)の歌(うた)

貧乏をすれば盗みを行なうようになり、恋愛していると歌の一つもよむようになる。境遇によってどんなことでもするようになるというたとえ。
※咄本・初音草噺大鑑(1698)二「貧(ヒン)のぬすみに恋の哥とかや。其躰(そのてい)いやしからぬ浪人四方髪なるが紙子に朱ざやの大小をさし」

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ことわざを知る辞典 「貧の盗みに恋の歌」の解説

貧の盗みに恋の歌

人は、貧乏すればつい盗みを働くようになり、恋をすれば、素養がなくても歌の一つもよむようになる。

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