貪利(読み)ドンリ

デジタル大辞泉 「貪利」の意味・読み・例文・類語

どん‐り【貪利】

欲深く利益を求めること。たんり。
「―の商人が巨額の見越輸入をして」〈魯庵社会百面相

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「貪利」の意味・読み・例文・類語

たん‐り【貪利】

  1. 〘 名詞 〙 利益をむさぼること。飽きるまで利益を収めること。どんり。
    1. [初出の実例]「当郷司猥一旦之貪利」(出典:吾妻鏡‐寿永元年(1182)五月二五日)
    2. [その他の文献]〔管子‐重令〕

どん‐り【貪利】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「とんり」とも ) 利益ばかりをむさぼろうとすること。たんり。
    1. [初出の実例]「増上慢おほく、供養を貪利(トンリ)(〈注〉ムサホリ)し、不善根をまし」(出典:妙一本仮名書き法華経(鎌倉中)五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「貪利」の読み・字形・画数・意味

【貪利】たんり

利をむさぼる。

字通「貪」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android