貪食細胞(読み)ドンショクサイボウ

デジタル大辞泉 「貪食細胞」の意味・読み・例文・類語

どんしょく‐さいぼう〔‐サイバウ〕【貪食細胞】

食細胞

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の貪食細胞の言及

【炎症】より

…しかし当時多くの学者は,血管からしみ出た血清が細菌などを無毒にすると考えていた。現在では,貪食細胞(食細胞)などによる細胞性要素と,血清などによる液性要素との両方が,炎症過程に重要な要因であるということがわかってきている。
[炎症の原因と経過]
 炎症の原因は,微生物ことに細菌やウイルスなどの感染が最も頻度の高いものであるが,酸やアルカリなどの化学物質,火傷,外傷,放射線などの物理的な要因,アレルギーなどの免疫反応など種々のものがある。…

【血球】より

…血球の〈球cyte〉は細胞の意味で,血液中に生理的にみられる細胞成分をいう。血球の起源は,無脊椎動物の間葉組織にみられる運動性貪食細胞ではないかといわれている。体液循環機構のない動物や循環機構があっても閉鎖性循環路をもたない動物では,間葉組織にみられる運動性貪食細胞と血球とは同じものと考えられている。…

【食細胞】より

…E.メチニコフによる命名。貪食細胞ともいう。白血球やその他の遊走細胞は組織細胞と異なり,身体の中を独立してかけ回る。…

※「貪食細胞」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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