精選版 日本国語大辞典 「貫首・貫主」の意味・読み・例文・類語
かん‐じゅ クヮン‥【貫首・貫主】
〘名〙 (「かんしゅ」とも。もと、貫籍の上首の意)
① かしらだつ人。おもだった人。〔内裏式(833)〕
② (殿上で首座に着席するところから) 蔵人頭(くろうどのとう)の異称。かんず。
※小右記‐永延元年(987)二月三日「昨日納言出立所修理大夫・左兵衛督訪来、又貫首二人・侍従等云云」
③ 令制での大学寮の諸道得業生(とくぎょうせい)の唐名。貫長。
※拾芥抄(13‐14C)中「諸道得業生〈先生、貫首〉」
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