責出(読み)せめいだす

精選版 日本国語大辞典 「責出」の意味・読み・例文・類語

せめ‐いだ・す【責出】

〘他サ四〙
① さいそくして出させる。
※枕(10C終)九九「かかる所に来ぬる人は、ようせずは、あるじ逃げぬばかりなど、せめいだしてこそまゐるべけれ」
② 力ずくで外へ引きずり出す。
平家(13C前)七「豈図きや、忽に礼儀の郷を責いだされて、泣々無智の境に身をよせん」
太平記(14C後)二八将軍御屋形を打ち囲みて、上杉伊豆守・畠山大蔵少輔を責出し、配所にて死罪に行ひたりし後」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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