デジタル大辞泉
「貴公子」の意味・読み・例文・類語
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き‐こうし【貴公子】
〘名〙
※
四河入海(17C前)八「王晉卿は風流の貴公子ぞ」
※
当世書生気質(1885‐86)〈
坪内逍遙〉一九「貧賤なる子弟にして、偶々此校の学生となれば、往々貴公子
(キコウシ)の翫具となり」 〔史記‐趙奢伝〕
② (比喩的に用いて) いかにも
容貌、
風采がすぐれ、気品の高い男子。
※
明暗(1916)〈
夏目漱石〉一六一「余裕は僕に返せと言はないといふ意味が君にはよく解らないと見えるね。気の毒なる貴公子
(キコウシ)よだ」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報