旺文社世界史事典 三訂版 「貴族政(制)」の解説
貴族政(制)
きぞくせい
aristocracy
ギリシア・ローマにおいては,原始的王政が廃止されてから古代民主政の成立もしくは富裕市民の政治参加が行われるまでの間の,少数の貴族が権力を保持していた時代をいう。さらに特殊な意味で,ギリシアの政治形態の変遷を考察した歴史家ポリビオスは,悪しき少数者による政治は「寡頭 (かとう) 政」と呼び,善き少数者の政治を「貴族政」と呼んで区別した。
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