請謁(読み)セイエツ

デジタル大辞泉 「請謁」の意味・読み・例文・類語

せい‐えつ【請謁】

貴人面会を願うこと。
権力者に頼みこむこと。

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精選版 日本国語大辞典 「請謁」の意味・読み・例文・類語

せい‐えつ【請謁】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 謁を請うこと。貴人に面会を願うこと。
    1. [初出の実例]「君居便近望、請謁猶愁寸歩遅」(出典:菅家文草(900頃)一・謁河州藤員外刺史、聊敍所懐、敬以奉呈)
    2. [その他の文献]〔列子‐仲尼〕
  3. 目上の者に頼み入ること。権力者に願いもとめること。
    1. [初出の実例]「請謁以行、怨以興」(出典:新論(1825)守禦)
    2. [その他の文献]〔春秋左伝‐隠公一一年〕

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普及版 字通 「請謁」の読み・字形・画数・意味

【請謁】せいえつ

貴人に面会を求める。また、請託。〔韓非子、飾邪〕法禁を釋(す)ててを聽かば、群臣は官を上に賣りて賞を下に取る。是(ここ)を以て利は私家に在り、威は群臣に在り。

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