賀の歌(読み)ガノウタ

デジタル大辞泉 「賀の歌」の意味・読み・例文・類語

が‐の‐うた【賀の歌】

祝いの気持ちを表した歌。古今和歌集をはじめ、勅撰集部立て一つとして、これらの歌を納めるが、特に長寿を祈る歌が多い。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「賀の歌」の意味・読み・例文・類語

が【賀】 の 歌(うた)

  1. 和歌分類の一つ。特に歌集の部立ての一つ。祝賀の歌の巻。賀の祝いに際して、長寿を寿(ことほ)いで詠んだ歌。産養(うぶやしない)大嘗会悠紀主基の歌、祝いの題詠歌などを収める。古今集にこの部立てが設けられてからは、以後の勅撰集も多くこれにならった。賀歌(がか)
    1. [初出の実例]「賀哥」(出典:古今和歌集(905‐914))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android