赤剥（読み）あかむけ

精選版 日本国語大辞典

あか‐むけ【赤剥】

〘名〙 皮膚などがすりむけて、赤はだになること。また、そうなった部分。転じて、ものごとを隠さず、はっきり見せるさま。あかむき。

※竹沢先生と云ふ人（1924‐25）〈長与善郎〉竹沢先生東京を去る「自然はその赤むけになったなまの膚を草や苔をもって蔽ひ隠さうとする」

出典　精選版 日本国語大辞典