赤塩郷（読み）あかしおごう

日本歴史地名大系 「赤塩郷」の解説

赤塩郷
あかしおごう

嘉暦四年（一三二九）の鎌倉幕府下知状案（守矢文書）に「右頭、下浅野、並小島、付大隅孫三郎入道分、太(大)倉郷大隅彦四郎知行分・赤塩郷地頭等」とみえ、大隅は太田庄地頭島津氏の一族であるから、これらの諸郷はいずれも太田庄に属するものと考えられる。その後、天正一〇年（一五八二）北信地方を掌中に収めた上杉景勝が、島津忠直を長沼城主に任ずるとともに、所領を宛行っている中に「七百貫文　同領赤塩」とみえる（覚上公御代御書集）。

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出典　平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について　情報

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