赤外線ガス分析計(読み)せきがいせんガスぶんせきけい(英語表記)infrared gas analyser

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「赤外線ガス分析計」の意味・わかりやすい解説

赤外線ガス分析計
せきがいせんガスぶんせきけい
infrared gas analyser

気体赤外線を照射してガス成分を分析する計器。赤外線を受けた気体分子は,分子の種類ごとに異なった波長の赤外線を選択的に吸収して,分子の構造に応じた固有振動が誘発される。これを利用して,吸収される赤外線の波長からガスの成分分子を同定して定性分析,吸収の強度を測定して成分濃度を定量分析できる。自動車排気ガス中の一酸化炭素の濃度測定用として使われている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android