赤大路村(読み)あかおおじむら

日本歴史地名大系 「赤大路村」の解説

赤大路村
あかおおじむら

[現在地名]高槻市赤大路町・北昭和台きたしようわだい町・富田丘とんだおか

宮田みやだ村の南西にあり、五社ごしや井路(下登岡崎水路)右岸に位置する。当地子安こやす天満宮縁起によると、菅原道真太宰府に向かう途次、追い慕って来た側室がにわかに産気を催して輿の中で出産し、流血が漏落ちて道を赤く染めたという(大阪府全志)。文和元年(一三五二)二月一八日に総持そうじ(現茨木市)の先道道弥なる者の記した総持寺領散在田畠目録写(常称寺文書)に「赤大路東裏」として「壱段 加地子分島隘 源康縄寄進」とみえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

メタン

化学式 CH4 。最も簡単なメタン系炭化水素で,天然ガスの主成分をなしている。また石炭ガスにも 25~30%含まれる。有機物の分解,たとえばセルロースの腐敗,発酵の際に生成され,沼気ともいわれる。また...

メタンの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android