赤松峠(大分県佐伯市)(読み)あかまつとうげ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「赤松峠(大分県佐伯市)」の意味・わかりやすい解説

赤松峠(大分県佐伯市)
あかまつとうげ

大分県南部、佐伯市(さいきし)宇目重岡(うめしげおか)の重岡と宗太郎(そうたろう)を結ぶ小径にある峠。標高402メートル。日向(ひゅうが)と豊後(ぶんご)を結ぶ旧道の一つで、西南戦争古戦場となった。1877年(明治10)6月21日官軍が重岡に入ってから、8月15日薩摩(さつま)軍が日向の可愛岳(えのたけ)に退くまで、ここで激戦が繰り返された。

[兼子俊一]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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