赫怒（読み）カクド

デジタル大辞泉

かく‐ど【^×赫怒】

［名］(スル)激しく怒ること。激怒。
「おのれが面おもてに唾つばきせられたるごとくに―する」〈河上肇・ロイド＝ジョージ〉

出典　小学館

精選版 日本国語大辞典

かく‐ど【赫怒・嚇怒】

1. 〘 名詞 〙 はげしくおこること。
   1. [初出の実例]「急報犬羊塞上群、維皇赫怒掃_二胡氛_一」(出典：徂徠集（1735‐40）一・辺馬有帰心)
   2. 「武帝は初めて嚇怒した」(出典：李陵（1943）〈中島敦〉二)

出典　精選版 日本国語大辞典

普及版 字通

【赫怒】かくど

激しく怒る。唐・李白〔古風、五十九首、四十八〕詩　秦皇、寶劍を按じ　赫怒して威を震ふ　日をうて右を(めぐ)り　石を驅りて滄津に駕せしむ

字通「赫」の項目を見る。

出典　平凡社「普及版 字通」