越中国高岡町図之弁(読み)えつちゆうのくにたかおかまちずのべん

日本歴史地名大系 「越中国高岡町図之弁」の解説

越中国高岡町図之弁(高岡町図之弁)
えつちゆうのくにたかおかまちずのべん

小川安村著

成立 明和八年

写本 高岡市立中央図書館

解説 明和八年に高岡町奉行小川八左衛門安村が加賀藩へ提出した高岡町図に付したもので、慶長一四年高岡被召連人々四三四人・知行高一七万八千五〇四石余として前田美作以下の石高姓名を記す。以下瑞龍寺・町奉行・本町(三五町)・地子町(二二町)について記し、最後に城地得失之考を載せる。本書が高岡町の基本書として公式に伝えられた。高岡町図(二一一×三〇二センチ、高岡市立中央図書館蔵)は藩へ提出したものの控で、銀納地子地・米納地子地が黄色、道路が茶色用水水色に彩色され、古城北側の野地雑木が描かれている。

活字本 高岡市史料集第一集

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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