越前水母(読み)エチゼンクラゲ

デジタル大辞泉 「越前水母」の意味・読み・例文・類語

えちぜん‐くらげ〔ヱチゼン‐〕【越前水母】

ビゼンクラゲ科のクラゲ。淡褐色をし、傘は半球形で厚く硬い。直径1メートル、重さ150キロを超すものもある。朝鮮半島南岸や中国沿岸に産し、海流に乗って日本海北上する。ビゼンクラゲと同様、食用ともされる。 夏》
[補説]平成14年(2002)頃から不定期大発生して日本沿岸に流れ着き、漁業に深刻な被害を与えている。

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精選版 日本国語大辞典 「越前水母」の意味・読み・例文・類語

えちぜん‐くらげ ヱチゼン‥【越前水母】

〘名〙 ビゼンクラゲ科の一種。朝鮮半島の南岸、中国沿岸に産し、海流に乗って日本海を北上、冬には北海道にまで分布する。傘は淡褐色の半球状の寒天質で非常に堅く、直径一メートル以上、重さ約一五〇キログラムに達するものもある。口の周囲から八個の短い口腕(こうわん)が生じ、そこにたくさんの小触手が糸状につく。タイの釣り餌に用いるほか、食用ともする。

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動植物名よみかた辞典 普及版 「越前水母」の解説

越前水母 (エチゼンクラゲ)

学名Stomolophus meleagris
動物。エチゼンクラゲ科のクラゲ

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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