越川村(読み)こすがわむら

日本歴史地名大系 「越川村」の解説

越川村
こすがわむら

[現在地名]金山町越川

本名ほんな村の南西に続き、横田よこた村の東一六町、只見ただみ川南岸に位置し、伊北いほう街道に沿う街村。端村上越川は村の西一町余、同じく橋立はしたては村の東一里にあり橋立温泉が湧出する。寛文六年(一六六六)の「会津風土記」に越河とある。古くは横田村一村をなしていたとみられ、「会津鑑」に「横田ヲ分ツ」と記される。文禄検地も横田村の竿に入り、文禄三年(一五九四)の蒲生領高目録にも村名はない。「新編会津風土記」によれば、当村は横田山内氏の重臣の所領地とみなされ、山内氏勝猶子横田出羽守、山内四天の一人斎藤伊豆守などが住したという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

メタン

化学式 CH4 。最も簡単なメタン系炭化水素で,天然ガスの主成分をなしている。また石炭ガスにも 25~30%含まれる。有機物の分解,たとえばセルロースの腐敗,発酵の際に生成され,沼気ともいわれる。また...

メタンの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android