越高村(読み)こしたかむら

日本歴史地名大系 「越高村」の解説

越高村
こしたかむら

[現在地名]上県町越高

伊奈いな村の南東にあり、南向きの浦に臨む。浦の西岸に縄文時代早期から前期に及ぶ遺跡があり、現在対馬で知られる最古土器・石器類が出土している。中世は伊奈郡のうちで、いぬうら御園みそとともに三浦みうらと総称されることがある。享徳二年(一四五三)四月吉日の某書下(伊奈郡判物写)に「いなのこをりこしたか」とみえ、「し太郎」の子・孫までが奉公することを理由に、小御公事を免除することなどが「こしたか九郎さへもん」に認められている。大永元年(一五二一)「こしたか」の坂の下の畠地二町が「うるすほ」の畠地の代りに地内の洞淋とうりん寺に寄進された(同年八月一〇日宗盛次書下)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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