足を向ける(読み)アシヲムケル

デジタル大辞泉 「足を向ける」の意味・読み・例文・類語

あし・ける

その方向へ行く。
(「足を向けて寝られない」の形で)ある人に感謝尊敬気持ちを表すときに用いる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「足を向ける」の意味・読み・例文・類語

あし【足】 を 向(む)ける

  1. 相手をないがしろにする意。「足を向けて寝られない」などの形で、恩を受けた人への感謝の気持を表わす。
    1. [初出の実例]「江戸は諸国の為には大切な御得意様だから江戸の方へ足を向けては江戸の罰があたりやす」(出典:滑稽本・浮世床(1813‐23)初)
  2. その方向、方面へ行く。
    1. [初出の実例]「さしも昔は朱陳村は淳朴の俗で、公方人なんどは一向に足をもむけぬ処なるが」(出典:四河入海(17C前)一一)

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