足拍子(読み)アシビョウシ

デジタル大辞泉 「足拍子」の意味・読み・例文・類語

あし‐びょうし〔‐ビヤウシ〕【足拍子】

足を踏んでとる拍子能楽舞踊文楽などでは、足の裏全体で床を強く踏んで音を立てる。リズム感や型のきまりの効果を強調するもの。

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精選版 日本国語大辞典 「足拍子」の意味・読み・例文・類語

あし‐びょうし ‥ビャウシ【足拍子】

〘名〙
① 足ぶみをしてとる拍子。
※懐竹抄(12C末‐13C初か)「笛をゆるがして吹人もあり。〈略〉膝拍子、足拍子けしからず目にたつほどにする族もあり」
② 能楽、仕舞、文楽、舞踊などの型の一つ。かかとで舞台床板を強く踏んで、リズム感や、型のきまりの効果を強調するもの。
※禅鳳雑談(1513頃)上「一、天女はこくうの舞にて候間、あしびゃうしふみ候はぬと候」

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