足掻く(読み)アガク

デジタル大辞泉 「足掻く」の意味・読み・例文・類語

あ‐が・く【×掻く】

[動カ五(四)]
手足を振り動かしてもがく。じたばたする。「水面に浮かび上がろうと―・く」
活路を見いだそうとして必死になって努力する。あくせくする。「今さら―・いてもしかたがない」
馬などが前足地面をかく。また、そのようにして進む。
「馬は―・いた。(馬車ノ)車輪は廻らぬままで、…石ころの上を引きずり出した」〈伊藤整・馬喰の果て〉
いたずらをして暴れ回る。ふざける。
禿かぶろどもも、―・いたら遣手やりてに告げて𠮟らすぞ」〈浄・博多小女郎
[類語]もがく悶えるのた打つのた打ち回る身悶え転げ回る七転八倒じたばたする

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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