精選版 日本国語大辞典 「足摺」の意味・読み・例文・類語
あし‐ずり【足摺】
〘名〙
① 足を地にすりつけるようにじだんだを踏むこと。嘆いたり、怒ったりする時の動作にいう。
※万葉(8C後)九・一七四〇「立ち走り 叫び袖振り 返側(こいまろ)び 足受利(あしズリ)しつつ」
② 足がもつれること。
※観智院本名義抄(1241)「跎 タフル マロフ タカヒニ ヒサマツク アシスリ」
あし‐ず・る【足摺】
〘自ラ四〙 (「あしする」とも)
① 足を地にすりつけるようにしてばたばたする。じだんだを踏む。嘆きや怒りのはげしい時にする動作。
※万葉(8C後)五・九〇四「立ち踊り 足須里(あしスリ)叫び 伏し仰ぎ 胸うち嘆き」
② ためらって進むことができない。つまずく。〔新撰字鏡(898‐901頃)〕
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