足立信頭(読み)あだち しんとう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「足立信頭」の解説

足立信頭 あだち-しんとう

1769-1845 江戸時代後期の暦算家。
明和6年生まれ。幕臣麻田剛立(ごうりゅう)に師事。文化10年蝦夷地(えぞち)(北海道)松前に出張してロシア語をまなび,入手した辞書翻訳天保(てんぽう)6年天文方となり,天保の改暦に従事した。弘化(こうか)2年7月1日死去。77歳。大坂出身。本姓北谷。字(あざな)は子秀。通称は左内。号は渓隣。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の足立信頭の言及

【天保暦】より

…1844年(弘化1)に施行され72年(明治5)末まで29年間用いられた。作者は渋川景佑,足立信頭らである。景佑は信頭の協力を得て父高橋至時の遺業である《ラランデ暦書管見》の翻訳を完成した。…

※「足立信頭」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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