足結ふ(読み)アユウ

デジタル大辞泉 「足結ふ」の意味・読み・例文・類語

あ‐ゆ・う〔‐ゆふ〕【足結ふ】

[動ハ四]旅行労働などの際、行動しやすいように、はかまの裾をひもでくくり結ぶ。
湯種ゆだねまくあらきの小田を求めむと―・ひ出で濡れぬこの川の瀬に」〈・一一一〇〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「足結ふ」の意味・読み・例文・類語

あ‐ゆ・う‥ゆふ【足結】

  1. 〘 自動詞 ハ行四段活用 〙 上代、袴を着けたひざの下辺りを紐でくくる。足結いをする。
    1. [初出の実例]「ゆ種蒔く新墾(あらき)の小田を求めむと足結(あゆひ)出で濡れぬこの川の瀬に」(出典万葉集(8C後)七・一一一〇)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android