跨・股(読み)またがる

精選版 日本国語大辞典 「跨・股」の意味・読み・例文・類語

またが・る【跨・股】

〘自ラ五(四)〙
① あるものの上に股をひろげて乗る。馬乗りになる。
書紀(720)仁徳即位前(前田本訓)「乃ち、髪を解(と)き、屍に跨(まタカリ)(〈別訓〉またこえ)、三たび呼(よ)むで曰はく」
② 時間的・空間的に、一方から他方へわたる。かかる。
※大慈恩寺三蔵法師伝承徳三年点(1099)九「其の宮、南のかた(さうかん)に接し、北のかた洛浜に跨(マタカレ)り」
囲碁で、(イ)一つの辺から隣辺に石または地が連なっている形容
(ロ) またはそういう形の盤(ワタリ)が可能になっている形容。〔文明本節用集(室町中)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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