跪坐(読み)きざ

精選版 日本国語大辞典 「跪坐」の意味・読み・例文・類語

き‐ざ【跪坐・跪座】

  1. 〘 名詞 〙 ひざまずくこと。
    1. [初出の実例]「跪座以両手地」(出典:庭訓往来註(室町中‐後))
    2. 「主君の前で跪坐膝行することは、小児でもすること」(出典:絅斎先生敬斎箴講義(17C末‐18C初))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の跪坐の言及

【ひざ(膝)】より

…胡坐と片立膝は中世の絵巻に多数描かれ,当時はむしろこれらが一般的だったといえる。そのほか箕踞(ききよ),割坐,楽坐,結跏趺坐(けつかふざ),半跏趺坐(はんかふざ),蹲踞(そんきよ),跪坐(きざ)などがある。跪坐には膝と足指の先を床面に着けて尻は踵に乗るものと,膝から上が垂直に立つものとあり,後者の姿勢のままで歩くのが〈膝行〉で,身分の低い者が高い人の前に出たり退いたりする際の作法だった。…

※「跪坐」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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