舐る(読み)ネブル

デジタル大辞泉 「舐る」の意味・読み・例文・類語

ねぶ・る【×舐る】

[動ラ五(四)]舌先で物をなめる。しゃぶる。「子供飴玉あめだまを―・らせる」
[類語]なめるしゃぶる舐め回すしゃぶり付く・舌の上で転がす・ぺろっとぺろぺろべろべろ舐めずる舌舐めずり

ねず・る【×舐る】

[動ラ四]ねぶる」に同じ。
「唇を―・りまはし」〈滑・膝栗毛・三〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「舐る」の意味・読み・例文・類語

ねぶ・る【舐】

  1. 〘 他動詞 ラ行四段活用 〙
  2. 舌の先で物をなで味わう。なめる。しゃぶる。〔新撰字鏡(898‐901頃)〕
    1. [初出の実例]「血を禰不利つつ肉を喰み骨を残せり」(出典:観智院本三宝絵(984)上)
  3. 物事や人などを軽く見る。見くびる。
    1. [初出の実例]「去りとはあまい親達といつねぶって見たやらあのけしけしめらと」(出典:洒落本・正夢後悔玉(1761)中)

ねず・る【舐】

  1. 〘 他動詞 ラ行四段活用 〙 ねぶる。なめる。しゃぶる。
    1. [初出の実例]「ヱヱ尻(けつ)ねずりくされ」(出典滑稽本東海道中膝栗毛(1802‐09)六)

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