蹴違える(読み)ケチガエル

デジタル大辞泉 「蹴違える」の意味・読み・例文・類語

け‐ちが・える〔‐ちがへる〕【蹴違える】

[動ア下一][文]けちが・ふ[ハ下二]
けりまちがえる。「―・えてパスが渡らない」
けって筋を違える。
おとがひ―・へられ、どうとまろんでころころ」〈浄・油地獄

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精選版 日本国語大辞典 「蹴違える」の意味・読み・例文・類語

け‐ちが・える‥ちがへる【蹴違】

  1. 〘 他動詞 ア行下一(ハ下一) 〙
    [ 文語形 ]けちが・ふ 〘 他動詞 ハ行下二段活用 〙
  2. 蹴りまちがえる。
    1. [初出の実例]「まりもまろく、御つぶりも円(まろ)候間、われらがやうなる物しらずは蹴違(ケチガ)へて、御つぶりおもけつべく候と云て」(出典御伽草子弁慶物語(室町時代物語大成所収)(室町末))
  3. 蹴って筋をちがえる。
    1. [初出の実例]「つつと寄け上る足首、はけがおとがひけちがへられ、どうとまろんでころころころ」(出典:浄瑠璃・女殺油地獄(1721)上)

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