蹴開く(読み)けひらく

精選版 日本国語大辞典 「蹴開く」の意味・読み・例文・類語

け‐ひら・く【蹴開】

  1. 〘 他動詞 カ行四段活用 〙
  2. 戸や扉などを足で蹴ってあける。
    1. [初出の実例]「門の枝折戸蹴開(ケヒラ)きて、裡に駈け入る以前のお道」(出典人情本・貞操婦女八賢誌(1834‐48頃)四)
  3. 足を蹴り上げて、着物のすそをひろげる。
    1. [初出の実例]「びながら緋縮緬を蹴開(ケヒラ)きつ頗る活溌にコスメチックの若紳士を追駈ける」(出典:社会百面相(1902)〈内田魯庵〉温泉場日記)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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