躙り口(読み)ニジリグチ

デジタル大辞泉 「躙り口」の意味・読み・例文・類語

にじり‐ぐち【×躙り口】

草庵茶室における客の出入り口。ふつう、高さ2尺2寸(約66センチ)、幅2尺1寸(約63センチ)くらい。にじるようにして入るのでこの名がある。にじりあがり。くぐり。→貴人口きにんぐち1

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家とインテリアの用語がわかる辞典 「躙り口」の解説

にじりぐち【躙り口】

草庵茶室に設けた客の出入り口。高さ2尺2寸(約67cm)、幅2尺1寸(約64cm)が標準開口部が小さく、客はにじって(正座のまま少しずつ膝をつかって進むこと)入る。◇「潜(くぐ)り」「躙りあがり」ともいう。

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