躬耕(読み)きゅうこう

精選版 日本国語大辞典 「躬耕」の意味・読み・例文・類語

きゅう‐こう‥カウ【躬耕】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 中国古代の帝王が自ら籍田の儀式を行ない、農業を勧めること。〔礼記月令
  3. みずから田を耕すこと。
    1. [初出の実例]「我本農家子、生長事躬耕」(出典黄葉夕陽邨舎詩前編(1812)一・寄肥後藪先生)
    2. 「小民は、村中野間に、落落たる茅舎小屋の内に住して、躬耕す、之を農丁と名く」(出典:米欧回覧実記(1877)〈久米邦武〉二)
    3. [その他の文献]〔蜀志‐諸葛亮伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「躬耕」の読み・字形・画数・意味

【躬耕】きゆうこう(かう)

天子みずから耕す。〔礼記、月令〕(孟春)乃ち元辰を擇び、~三・九侯・大夫を帥(ひき)ゐて、躬らす。

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