車田(読み)くるまだ

改訂新版 世界大百科事典 「車田」の意味・わかりやすい解説

車田 (くるまだ)

田の中央から外へ円形に回りながら植える田植の方法およびこの方法で田植をした田をいう。新潟岩手岐阜富山などの旧家特定の田に伝承される。田の神の降臨を迎え,田植歌などを唱和しながら行われる。大田植花田植などの儀礼に連なる儀礼で,佐渡北鵜島の例が著名である。なお,この逆に,畝に沿って田の外側から中央へ植えていく田植の方法もあり,岩手・秋田県下ではマワリウエと呼んでいる。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

事典・日本の観光資源 「車田」の解説

車田

(岐阜県高山市)
東海美の里百選指定の観光名所。

出典 日外アソシエーツ「事典・日本の観光資源」事典・日本の観光資源について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android