車輪犂(読み)しゃりんすき

世界大百科事典(旧版)内の車輪犂の言及

【すき(犂)】より

…軛も使用されず,ロープ,鎖によって犂轅は役畜に接続されるようになった。近代的な犂はこの車輪犂の延長上に生まれたものである。湾轅犂と車輪犂とが併存したフランスでは,前者をアレールaraire,後者をシャーリュcharrueとよんで区別してきた。…

【農具】より

… 麦農耕は西アジアや地中海よりも湿潤な北西ヨーロッパに入ると独自の農具を発達させる。それは,車輪,犂刀,大型犂鐴(りへき),撥土(はつど)板がついた深耕と反転が可能な重量犂の発達であり,その牽引法も牛2頭から馬数頭~十数頭の連畜方式へと変化した。ここに成立した車輪犂のうえにトラクターへと続く耕具の近代化が展開していったのである。…

※「車輪犂」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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