軍見て矢をはぐ(読み)いくさみてやをはぐ

精選版 日本国語大辞典 「軍見て矢をはぐ」の意味・読み・例文・類語

いくさ【軍】 見(み)て矢(や)を=はぐ[=作(つく)る]

(戦いが始まってから矢を作るの意) 事が始まってから、あわててその準備にとりかかることのたとえ。盗人を見て縄を綯(な)う。難に臨んで兵を鋳(い)る。
夫木(1310頃)二五「いくさみてやはぎの浦のあればこそ宿をたてつつ人はいるしめ〈よみ人しらず〉」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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