軒続(読み)のきつづき

精選版 日本国語大辞典 「軒続」の意味・読み・例文・類語

のき‐つづき【軒続】

〘名〙
① 軒と軒が接して続いていること。家と家の間隔がせまく、あるいは接して、屋根の軒がひと続きとなっているようなところ。
発心集(1216頃か)一「この家は、少しも離れず、あやしの下臈の家どもの軒(ノキ)つづきになむ在りける」
② 軒に接したところ。建物そば
茶話(1915‐30)〈薄田泣菫〉どくだみ「ある百姓屋の軒続(ノキツヅ)きに、心臓形の青い葉が一面に蔓(はびこ)ってゐる畑を見て」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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