デジタル大辞泉
「転入」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
てん‐にゅう ‥ニフ【転入】
〘名〙
① 別の所から転じてはいること。
※
正法眼蔵(1231‐53)法華転法華「涌出も転入も、凡夫二乗にならはざれ」
② 他の土地からその土地へ、公の手続きを経て移り住むこと。
※引越やつれ(1947)〈
井伏鱒二〉西南館「
東京に早く転入したいと気があせって」
③ 他の学校から転校して来ること。
※
受胎(1947)〈
井上友一郎〉「差当り草八のなすべきことは適当な学校への転入である」
ころび‐い・る【転入】
〘自ラ四〙 ころぶようにして中にはいる。ころびながらはいる。
※
平家(13C前)八「互におとらぬ大力なれば、うへになり、したになり、ころびあふ程に、
川岸に淵のありけるにころびいりて」
まろび‐い・る【転入】
〘自ラ四〙 ころがってはいる。また、ころがるようにしてはいる。ころげこむ。まろびこむ。
※
源氏(1001‐14頃)蜻蛉「この水の音けはひをきくに、われもまろびいりぬべく」
こげ‐い・る【転入】
〘自ラ四〙 ころげて、はいる。ころげこむ。
※
狂言記・
末広がり(1660)「まづ
此方へこげいって、鰻の鮨をば、ゑいやっと頬張ってようか酒を飲めかし」
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