輪之内町(読み)わのうちちよう

日本歴史地名大系 「輪之内町」の解説

輪之内町
わのうちちよう

面積:二二・〇二平方キロ

安八郡の最南端に位置し、東は長良川を隔てて羽島市、西は揖斐いび川の対岸大垣市・養老ようろう養老町、南は大榑おおぐれ川を隔てて海津かいづ平田ひらた町、北は旧中村なかむら川堤を境に安八町に接する。排水の便をよくするため町域の東から東江ひがしえ川・中江なかえ川・中西江なかにしえ川・西江川が南流して大榑川に注ぎ、福束ふくづか輪中排水機場から悪水を揖斐川に放流している。近世までなか堤を境に、旧福束輪中と大吉おおよし輪中の複合輪中であったが、明治一一年(一八七八)両輪中が統合され新福束しんふくづか輪中が成立。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「輪之内町」の意味・わかりやすい解説

輪之内〔町〕
わのうち

岐阜県南西部にある町。 1954年大藪町と福束,仁木の2村が合体して発足。長良川と揖斐川にはさまれた輪中地域にあり,米作を主とし,野菜,花卉施設園芸家内工業による機業が行われる。大垣・羽島市への通勤圏として住宅地化が進む。面積 22.33km2人口 9654(2020)。

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